[シドニー 31日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局は31日、第2・四半期の公的支出が2.5%増の1347億豪ドル(982億8000万ドル)となったことを明らかにした。

国内総生産(GDP)への寄与度は約0.7%ポイント。大規模なインフラ投資が行われており、景気後退(リセッション)を回避できる可能性が出てきた。

第3・四半期のGDPは、新型コロナウイルスの流行に伴うロックダウン(都市封鎖)の影響で、大幅なマイナス成長になることが確実視されている。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ベン・ウディ氏は「第2・四半期のGDPは0.1%のプラス成長になり、ぎりぎりで景気後退を回避できたと考えている」と述べた。

GDP統計は来月1日に発表となる。予想中央値は0.5%増だが、予想レンジは0.1%減ー1.2%増と幅広い。

第2・四半期は、個人消費や企業投資が堅調だったが、純輸出や在庫が低迷したとみられている。

純輸出の寄与度はマイナス1%ポイントとなる見通し。輸出は金額ベースで過去最高だったが、数量ベースでは減少した。

BISオックスフォード・エコノミクスの豪州担当チーフエコノミスト、サラ・ハンター氏は「現在、人口の約60%がロックダウンの影響を受けており、第3・四半期のGDPは3%を大幅に上回るマイナス成長になる公算が大きい」と指摘。

「ただ、ワクチン接種が急ピッチで進んでおり、州政府も第4・四半期半ば以降から行動制限を緩和することを示唆している。このため、年内に景気回復が始まるだろう」と述べた。

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