[ヨハネスブルク 25日 ロイター] - 南アフリカ準備銀行(中央銀行)のクベン・ナイドゥ副総裁は25日、インフレ見通しが落ち着いていることを踏まえると、中銀は段階的に金利の正常化を進められるとの考えを示した。
新型コロナウイルス危機に対応するため中銀は昨年、主要貸し出し金利を300ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低の3.5%とした。
一部の新興国はインフレ兆候を受けて利上げに動いているが、南ア中銀は前回の政策会合で金利据え置きを決めた。
ナイドゥ副総裁はオンラインセミナーで「われわれの主要シナリオは、今後1年インフレは落ち着いた状態が続くというものだ」と述べ、「現在の見通しを踏まえると、かなりゆっくりと段階的に金利正常化を進められる」との見方を示した。
景気回復に伴いレポ金利は中銀政策委員会が「中立金利」として適切な水準と考える6─7%に向かい上昇すると指摘した。
その上で「われわれは少なくともあと1─2年は金利を緩和的な水準で維持することが可能だ」と説明した。
中銀がリスク要因として注視していることとしては、電気料金動向、通貨ランドの大幅値下がり、予想以上に速いペースでの米利上げ、国内の財政圧力を挙げた。