中国の習近平国家主席は24日、訪問先の新疆ウイグル自治区ウルムチで地元政府幹部らに地域社会の安定に最大限の努力を払うよう改めて指示した。習氏は、新疆ウイグル自治区成立から70年の節目を記念する行事に参加するため、23日に多数の随員を率いてウルムチ入りした。

国営新華社によると、習氏は地元政府の活動報告に耳を傾けた後で幹部に「新疆社会全体の安定を維持するためにあらゆる努力をすることが必要だ。テロに対抗する堅固な人民の防衛戦を築き、幹部やあらゆる民族が国家、歴史、民族、文化、宗教について正しい考えを確立するよう導くべきである」と伝えた。

習指導部は、テロ対策の名目で新疆の少数民族ウイグル族を長年抑圧。米政府はウイグル族に強制労働をさせているとの理由で、制裁を発動している。

新疆政府は先週、米国の制裁で地域経済が打撃を受け、失業を生み出していると認めた。

こうした中で習氏は、新疆政府が競争力のある産業集積地や科学技術の開発を通じて成長を促進するよう促した。

習氏は、外国への依存を減らして独自の技術力・産業力を発展させようとする中国の「自強政策(自立自強)」において、新疆はより重要な役割を果たすべきだと強調した。



[ロイター]
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