[18日 ロイター] - 米ネットワーク機器大手シスコシステムズが18日に発表した第4・四半期(5─7月)決算は増収増益となり、市場予想をやや上回った。
だが、同時に発表した第1・四半期(8─10月)利益見通しは市場予想に届かず、引け後の時間外取引で株価は1.8%下落した。
シスコは今後について、世界的な半導体不足に起因するサプライチェーンの問題が引き続き部品コストを押し上げ、納入遅延を招くとの見方を示した。
チャック・ロビンス最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会見で「供給面の課題とコストへの影響が少なくとも上半期(8─1月)、あるいは下半期(2─7月)まで続くと見込んでいる」と語った。
通信会社の高速通信規格「5G」への相次ぐ更新で半導体需要が増える中、シスコは半導体不足によって、その恩恵を十分に受けることができていない。
シスコは8─10月期の利益を1株当たり0.79─0.81ドルと予想。中間値はリフィニティブのIBESデータに基づく市場予想の0.81ドルをわずかに下回った。
8─10月期の売上高は前年同期比7.5─9.5%増と予想。市場予想は約7.6%増となっている。
ロビンスCEOは、シスコは新型コロナウイルスのデルタ変異株の動向を注視しており、顧客の支出への影響はまだ見られないと述べた。
5─7月期はリモートワークとオフィス勤務を組み合わせたハイブリッド勤務が広がる中、サイバーセキュリティー関連やビデオ会議関連製品の需要が増えた。
5─7月期の売上高は8%増の131億ドル。リフィニティブのIBESデータに基づく市場予想の130億3000万ドルをやや上回った。
純利益は30億ドル、1株当たり0.71ドル。前年同期の26億ドル、同0.62ドルから増加した。