ネパール政府は9日、19人の死者が出た抗議デモを受け、SNS(交流サイト)禁止令を解除したと明らかにした。一方、首都カトマンズには外出禁止令が発令された。

カトマンズでは8日、政府によるソーシャルメディアの使用禁止や汚職に抗議する大規模デモが起き、警官隊との衝突で19人が死亡、100人以上が負傷した。

内閣報道官を務めるグルン通信・情報技術相はロイターに「ソーシャルメディアの遮断を解除した。現在は機能している」と語った。

ロイターは9日午前、ネパール国内で全てのアプリが利用可能になっていることを確認した。

カトマンズの地区行政官は、さらなる抗議活動を阻止するため、カトマンズ市内に無期限の外出禁止令を発令したことを明らかにした。「外出禁止期間中、抗議活動、大規模集会、会議、人の集合は許可されない」としている。

隣接するラリトプール地区でも9日深夜まで外出禁止令を敷いた。

オリ首相は「さまざまな利己的な中枢からの侵入」による暴力に悲しんでいるとした上で、政府は遺族に救済金を支払い、負傷者には無償の治療を提供すると表明。「原因究明と損失評価を行い、このような事態が繰り返されないよう15日以内に対策を提案する調査委員会を設置する」と述べた。



[ロイター]
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