ジョーンズは本誌の取材に対し、「(フレディの)娘は彼女の発言に驚き、深く傷ついていました。というのも、フレディがノートに『メアリーは彼女の存在を知っている』と書いていたため、当然メアリーも知っていると思っていたからです。真相は推測するしかありません。もしかすると、フレディはメアリーに話すつもりだったけれど、機会を逃したのかもしれません」と語っている。

さらにジョーンズは「フレディには前例がある」と指摘する。たとえば、自身のセクシュアリティを最初はオースティンに隠していたことや、HIV感染の事実をしばらくの間、バンド仲間に明かしていなかったことなどが挙げられた。

ジョーンズは1日、オースティンの発言についてB氏と意見を交わし、B氏は「メアリーの言葉には深く傷つきました。ですが、この状況を『事実婚の妻』と『娘』という、彼が最も愛した2人の争いにしたくはありません。フレディがそれを一番嫌がるはずです」と語ったという。

本書を出版する独立系出版社ホワイトフォックスは、タイムズ紙に対し、「正確性、法的妥当性、倫理的側面を真剣に受け止めている」とし、「すべての書籍は適切な編集および法的なチェックを受けている」とコメントしている。

ホワイトフォックスの公式サイトによれば、同社は「従来型の出版社」ではなく、「急成長する「独立系出版の分野で業界をリードしている存在」だという。

また、出版を希望する著者に対し、「どんな予算でも」アイデアを「人々の話題になるような、美しくプロフェッショナルな本」へと仕上げるとうたっている。

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