<「首謀者」として逮捕されたのはウクライナ国籍の男性。ウクライナ政府は関与を否定してきたが>

ロシア産天然ガスをドイツに運ぶ海底パイプライン、ノルドストリームの爆破事件に新展開があった。調査を続けるドイツの検察当局が8月21日、首謀者の1人とみられるウクライナ人男性がイタリアで拘束されたと発表。違憲妨害行為やインフラ破壊の容疑でドイツに移送されるという。

事件が起きたのは2022年9月。ロシアのウクライナ侵攻の約7カ月後だ。当時、ドイツをはじめとする欧州各国は、天然ガスのロシア依存を断つことを迫られていた。ウクライナは事件関与を否定したものの、市民がエネルギー不足や燃料費高騰に苦しむなか、欧州諸国とウクライナの関係は脅威にさらされた。

ロシアはアメリカが破壊工作を計画したと非難したが、米政府はこれを否定している。ウクライナはロシアの関与を主張したが、ロシア側は否定。ドイツメディアが23年、親ウクライナ派組織が犯行に関与したと報じたことを受けて、ドイツ当局は軽率な非難は控えるべきだと表明していた。

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