[上海 20日 ロイター] - 今年第1・四半期の中国の二酸化炭素(CO2)排出量が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前と比べて9%増加したことが、20日に公表された調査結果で明らかになった。

炭素集約型の景気回復のほか、鉄鋼やセメントなどの生産拡大が影響した。

フィンランドの研究機関、センター・フォー・リサーチ・オン・エナジー・アンド・クリーンエア(CREA)の首席アナリスト、ラウリ・ミリビルタ氏によると、中国が新型コロナ感染対策のロックダウン(都市封鎖)を緩和し始めてからの12カ月間で、CO2排出量はパンデミック前と比べて7%増加し、2012年以来の大幅な増加率となった。

中国は再生可能エネルギーの発電能力拡大に取り組むとともに、30年までにCO2排出を減少に転じさせ、60年までに実質ゼロにする目標を掲げている。

ただ、ミリビルタ氏によると、第1・四半期の排出増加の約70%は石炭消費の拡大が要因。同期の国内石炭生産は前年比16%増えた。

中国は最大のCO2排出源である石炭消費の削減を表明しているが、削減開始時期は26年としている。

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