こうした変化のもう一つの要因が、いわゆる「ロー・フェア(lawfare)」の台頭だ。これは法制度や司法を政治的・イデオロギー的な手段として用いることを指し、特に男性に対して不公平に機能しているように見える例が増えている。

たとえば、父親にとって不利に働く家庭裁判所の制度や、事実確認の前に「有罪ありき」で報道される性的暴行の訴えなどが挙げられる。多くのリベラル系男性は、正当な手続きが「社会的な制裁」に置き換えられていると感じ、不安を募らせている。

#MeToo運動は、加害者に責任を取らせるという意味で、極めて重要かつ遅すぎた是正だった。その必要性を軽視すべきではない。ただ現在、多くの男性が「振り子が振れすぎた」と感じているのも事実だ。

たとえば、不器用なデートや不用意な冗談ひとつでキャリアや社会的信用を失うかもしれないという恐れがある。冤罪への懸念も根強い。

こうした恐怖は現実のものであり、仕事でも私生活でも、男性が女性とどう関わるべきかに大きな影響を与えている。そして皮肉なことに、この空気は女性にも悪影響を及ぼしている。男性たちが関与を避け、採用、指導、自由な会話をためらうようになっているからだ。

さらに「キャンセルカルチャー」が、この不安に拍車をかけている。たった一つのミスや、過去の誤解されうる発言が原因で、公然と非難されたり職を失ったりする時代。多くの男性は、職場や恋愛、社交の場、そして議論そのものから距離を取るようになっている。

彼らは「進歩を嫌っている」のではないが...
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