午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べわずかにドル高/円安の116円後半。前日の急落後、ドルは一時117円付近まで反発したものの、高値では輸出勢やファンド勢の売りを受け116円半ばまで再度下落した。市場の関心は今夜発表の米雇用統計で、内容が芳しくなければ116円割れとなる展開も見込まれている。

 午後3時までの取引でドルは116.55―116.99円の値幅で推移した。

 昨日海外市場で116.52円まで下落した際には実需の買いフローが見られたとされるが、きょう午前にドルが117円付近まで反発した場面では輸出勢の売りが出た。さらに海外ファンド勢が売りをかぶせたことで、ドルは116.55円まで下落した。

 29日に日銀が当座預金にマイナス0.1%の金利適用を決めてから1週間で、ドルは高値121.70円から116.52円まで5円以上下落した。

 「ドルが118円を下回った時点から、中期トレンドがドル安に転換した可能性がある」とFXプライムbyGMOの常務取締役、上田眞理人氏は指摘する。

 それまでは、リスク回避の環境でドル買いと円買いが同時に進行していたが、118円を下回って以降は、ドル買いのモメンタムが後退した。

 通常、ドルの急落後は、トレーダーや投資家らの押し目買いが入りやすいとされるが、今回は決算期末を控え「邦銀や生保など、機関投資家は動けないようだ。2月下旬には、米債償還に伴う季節的な円買いフローも予想される」(米銀)との指摘が出ている。

 「日銀のマイナス金利導入で、円売りポジションを作ったファンド勢は、みんな投げさせられた」(同)といい、目先、円売りで失敗した海外勢が新たな円売りポジションを積み上げる可能性は低いとみられる。

 市場の関心が集まっている米雇用統計については、ロイターがまとめた非農業部門雇用者増数の市場予想は19万人増。20万人を上回れば追加利上げへの思惑からドルが買い戻される可能性もあるが、予想を下回れば売りが加速するリスクもある。

 ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 116.85/87 1.1187/91 130.73/77

午前9時現在 116.85/87 1.1197/01 130.85/89

NY午後5時 116.76/78 1.1209/14 130.86/90

(為替マーケットチーム)

[東京 5日 ロイター]
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