戦争中にはドローンに関する多くの技術革新も生まれ、双方の軍が電子妨害を受けない短距離型の有線ドローンや、敵の偵察用ドローンや攻撃用ドローンを撃墜する迎撃用ドローンを配備している。
6月初めまでウクライナのドローン部隊の司令官だったバディム・スハレフスキー氏は、今年中に3万機の長距離UAVを生産する計画があり、ウクライナの攻撃能力は高まると主張する。ロシア国内の奥深くにある兵器庫やエネルギー施設を標的にできるからだ。
スハレフスキー氏は司令官時代に受けたインタビューで、この長距離UAV1機と射程距離が同じミサイル一発を比べると、弾頭はUAVの方が小さいが、UAVの生産費用は平均5万-30万ドルとミサイルの10分の1程度で済むと話している。
同氏は「ミサイルが不足しているからこそ、こうしたドローンの開発に着手した」と説明。「これがわれわれの『非対称的』な答えだ」と語った。
ゼレンスキー大統領の戦略顧問を務めるオレクサンドル・カミシン氏は「守り一辺倒では、大規模な戦争には勝てない」と説明。長距離ドローン攻撃は「今、ウクライナがロシアに対抗しうる最重要カードの一つだ」と述べた。
[ロイター]

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