ギャラップの世論調査では、共和党支持者の間では同性婚の支持率が低下しているが、アメリカ全体では依然として圧倒的に支持されている。今年5月のデータによると、アメリカ人の68%が同性婚の合法化を支持、反対は29%だった。

「人々が私たちのような家族の姿を見て、他の家族と変わらない価値観や課題を共有していることを知れば、私たちの基本的な権利への支持が高まる」とGLAADのエリスは語る。

LGBTQ+を自認する若者は増えている。パブリック・リリジョン・リサーチ・インスティテュートの調査では18~29歳のアメリカ人の22%が自分はLGBTQ+コミュニティーの一員だと考えており、30~49歳の10%の2倍を超えている。

「奇妙な矛盾だ。メディアやポップカルチャーではゲイの存在がかつてないほど増えているのに、政治の場面ではLGBTQIA+への反感が高まっている」とパティルは言う。

ハンソンマッキンタイヤーは、トランプ政権が「LGBTQ+コミュニティーに対して積極的に攻撃的な動きを取り」「偏見や差別、無知に基づく恐怖を助長する環境と雰囲気を育んできた」と語る。

とはいえ、共和党支持者の間でも見方が変わりつつあると、ハンソンマッキンタイヤーは続ける。「より受け入れるようになった人も確かに存在する。問題は、最も醜悪で声が大きいのが、非合理的な極右の意見であるということだ」

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます