米ハーバード・マイクロロボティクス研究所の「ロボビー(RoboBee)」は、人工筋肉で羽ばたきを毎秒120回行い飛行する。将来的には、このような極小ロボットの群れを使って捜索活動や人工授粉を支援する構想もある。

軍事分野では、ノルウェーで開発され、現在はテレダイン・フリア・ディフェンス社が製造する「ブラック・ホーネット」のようなやや大型のマイクロドローンが、各国の軍隊の状況把握能力を高めている。

最新版のブラック・ホーネット4は、熱画像が送信できる。飛行距離は3キロ以上、滞空時間の30分以上を実現しているという。

蚊サイズの超小型ドローンは、戦場での実用性には限界があるという専門家もいる。

アメリカ・ワシントンD.C.に拠点を置くトルーマン国家安全保障プロジェクトの安全保障フェロー、ブライス・バロスは本誌に対し、「戦場で監視に使うには能力、航続距離、バッテリー寿命ともに不十分だろう」と語った。

一方、米シンクタンク、ランド研究所の国際防衛上級研究員ティモシー・ヒースは、英テレグラフ紙に「もし蚊サイズのドローンが実用化されれば、普通のサイズのドローンが入り込めない屋内空間などでの諜報・監視・偵察活動に用いる可能性が高い」と指摘している。

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