[ローマ 1日 ロイター] - イタリアの連立政権樹立に向けた協議は、新たな首相候補を誰にするかという問題以外にも、主要政策課題を巡り各党の間の溝が埋まらず難航している。複数の関係者が明らかにした。

コンテ首相は先月26日、マッタレラ大統領に辞表を提出した。これを受けてマッタレラ氏は、各党との協議を通じた新たな連立政権の樹立を模索している。

29日から、ロベルト・フィコ下院議長が各党との協議を仲介しており、2日に進捗状況をマッタレラ氏に報告する予定。ただ、関係者がロイターに明らかにしたところによると、協議はほとんど進展していないという。

政府筋によると、レンツィ元首相の「イタリア・ビバ」は、これまでの政策からの大幅転換を示すため、中道左派「民主党(PD)」のグアルティエリ経済相の退任も含めた抜本的な内閣改造を望んでいる。ただ、PDの関係者などによると、PDはこれを受け入れない方針。

また、マッタレラ氏は、経済省などの主要省庁で政策の継続性を望んでいるという。

連立を組んでいた与党の民主党と五つ星運動は、コンテ氏が再び首相に就くことを望んでいるが、レンツィ氏はこれに難色を示している。

関係者によると、協議は各党の政策を巡っても難航している。

イタリア・ビバは、コロナウイルスの打撃を受けた医療部門を支援するため、ユーロ圏の救済基金からの融資を求めているが、五つ星運動はこれに強く反対。一方、五つ星運動は、低所得層の所得支援という党の看板政策のために追加財源の確保を望んでいるが、イタリア・ビバが反対している。

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