なぜアボカドは睡眠に効くのか?

アボカドには、睡眠の調整に関わるいくつかの栄養素が含まれている。中サイズのアボカドの3分の1の中に13mgのトリプトファン(tryptophan)が含まれる。これは睡眠と覚醒のリズムを調整するホルモンである「メラトニン」の前駆物質となるアミノ酸だ。

さらに、メラトニンの生成に不可欠な葉酸(45mg)や、筋肉の緊張を和らげ、結果として睡眠の質を高めるマグネシウム(15mg)も含まれている。

 

そしてアボカドに特有の栄養素として、食物繊維が3g(その3分の1はコレステロールを下げるとされる水溶性繊維)と、心臓に良い一価不飽和脂肪酸が5g含まれていることも重要だ。これらはLDL(悪玉)コレステロールの低下、脳卒中や心疾患リスクの軽減に寄与するとされている。

本研究は、アボカドの健康に与える影響を調査する目的で行われ、アボカド栄養センター(Avocado Nutrition Center)の助成を受けている。

【参考文献】

Damani, J. J., Kris‐Etherton, P. M., Lichtenstein, A. H., Matthan, N. R., Sabaté, J., Li, Z., Reboussin, D., & Petersen, K. S. (2025). Effect of Daily Avocado Intake on Cardiovascular Health Assessed by Life's Essential 8: An Ancillary Study of HAT, a Randomized Controlled Trial. Journal of the American Heart Association, 14(5).

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