この1年だけでも、メリーランド州の中小企業と少数派経営の企業、女性経営の企業を対象にしたプログラム全体では、民間資本の1600万ドル以上を活用し、170社に資金を提供した。

全米規模で見ても、少数派や女性が経営する企業は年々増えており、より多くのアメリカ人が起業という選択肢を手にするようになっている。

格差を歴史のくず籠に

それでも、企業経営者の人種や性別に起因する経済格差を縮めるには、一層の前進が必要だ。少数派が経営する企業の年間売り上げは、非少数派企業の30%にも満たない。

性別による賃金格差の是正も急がなくてはならない。アメリカの女性の賃金は、今も男性の83%にとどまっている。しかしジェンダー平等の取り組みがビジネスに利益をもたらし得ることは、多くの研究から明らかだ。

ジェンダーの多様性で上位25%の企業は、業界平均を上回る利益を上げる可能性が27%高い。性別や人種の境界を越えた多様性には、経済的な力が確実にある。州ごとの多様性への取り組みがどの段階にあるにせよ、その努力には価値がある。

公平な経済を築けば「みんな儲かる」
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