しかし、ネット上に投稿された現場の映像や目撃者の証言から、財団の主張は信憑性が乏しい。

法学教授でユーロメドの委員長を務めるラミー・アブドゥル博士は、殺害と混乱が起こった現場の映像を共有し、こう述べた。「アメリカとイスラエルの新しい大量虐殺戦略。それは住民を飢えさせ、援助を約束して誘い出し、そして殺すことだ」

この恐ろしい出来事を、アブドゥルをはじめ多くの人が「ウィトコフの虐殺」と呼んでいる。それはドナルド・トランプ大統領の中東特使スティーブ・ウィトコフが、ハマスとイスラエル政府の間の停戦交渉を仲介していることにちなむものだ。

AP通信の報道によれば、夜が明ける数時間前、数千人の住民が物資の配給所に向かった。イスラエル軍は配給所をめざす群衆に、解散し、後で戻ってくるように命じた、と目撃者は語った。午前3時頃、群衆が約1キロ離れたフラッグ交差点に到着すると、イスラエル軍が発砲した。

「海軍の軍艦、戦車、無人機など、あらゆる方向から砲撃があった」と、群衆の中にいたアムル・アブ・テイバは語った。

「銃で撃たれた少なくとも10人の死体と、女性を含む数人の負傷者を見た」。死傷者はカートで野戦病院へ運ばれていった。「現場はひどかった」

死傷者のほとんどは「頭、首、胸など上半身を撃たれていた」と、ナセル病院の保健省職員マルワン・アル・ハムズ医師は語った。多くの負傷者が、赤十字が運営する野戦病院に運ばれた後、この病院に搬送された。

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