論争が拡大するとイ・ジュンソク候補は一夜明けた28日、「実際にあった発言を非常に単純化したもの」とし「両政党がなぜそのような問題に対して明快に答えられないのか気になる」と反論した。遊説後の記者会見では「困惑する国民がいる可能性があるということは知っていたし、それに対しては深い謝罪をする」と謝罪の意を表明したが、直後に「その言動がもし事実だとすれば、これは十分な検証が必要な事案だ」と従来の立場を曲げなかった。

政治両極化が深刻に

今回のテレビ討論はユン前大統領罷免以後に深刻化した「政治両極化」解消を議論する場だったが、むしろ政治両極化を助長したという批判が大きい。相手候補の過去の言動と疑惑などに対する攻撃に集中し、政策についての検証や真剣な公約討論は姿を消した。

テレビ討論の終了後は「虚偽事実公表」と「露骨な悪口」に対する告発が相次ぐなど余波も激しく、「ネガティブ選挙」「泥沼の戦い」という批判の声が高まっている。各政党のファクトチェックも各自に有利な主張を繰り返すに止まったという指摘も出ている。

選挙まで1週間を切った状況で、有権者たちは政策中心の建設的な議論を期待していたが、最後まで攻撃的な討論に終始したことで、分断が進んだ韓国政界の現実を如実に見せつける結果となった。

【動画】大炎上となったイ・ジュンソク候補者の発言
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