イスラエルの行動をトルコが非難。関係は悪化の一途

一方、イスラエルのシリアでの行動は、トルコから強い非難を受けている。

トルコは、アサド追放作戦に参加した複数の反体制派勢力、特にシリア国民軍を支援していた。

エルドアンはガザ地区でのパレスチナ武装組織ハマスに対するイスラエルの戦争を巡って、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と口論を繰り広げており、2024年7月にはイスラエルへの軍事的報復すら示唆していた。

同月、エルドアンは、レバノン、シリアを含む複数の国に広がったこの紛争が、「さらに深い衝突、ひいては戦争に発展するリスクがある」と本誌に対して語っていた。

同年11月には、エルドアンはイスラエルとのあらゆる関係を断絶すると発表。その翌月には、イスラエル国防軍(IDF)がシャラーの勝利を受けてシリアでの作戦を強化し、それにより対立はさらに深まった。この勝利について、トランプはトルコの支援によるものだと評価していた。

エルドアンは2025年3月末の演説の中で、シリアの情勢に言及しながら、間接的にイスラエルへの対応を取ると発言した。

「トルコは、シリアの領土的一体性と国家統一の枠組みの中で取られた措置を損なうことで、トルコ南部国境沿いの不安定を永続化しようとする者たちを認識している。神の加護のもと、そのような企みを阻止するつもりだ」

トルコとイスラエルの直接衝突が現実に?
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