ウクライナのゼレンスキー大統領は7日の動画メッセージで、ロシアとの戦闘を30日間停戦する案を改めて主張した。

一方、ロシア大統領府はこの案に対する反応を示していない。外務省の報道官はロシアが停戦に反対しているとか、停戦の努力を妨げているとかの見方が出ていることを否定した。

 

ゼレンスキー氏は「ウクライナが提案した攻撃停止と、少なくとも30日間の停戦は引き続き有効だ」とし、「私たちはこの提案を撤回するつもりはない」と強調した。

また、「侵略者の空であるロシアの空も、今日は鏡のように穏やかでないのは明らかに公平なことだ」と述べ、モスクワでの第2次世界大戦の対ドイツ戦勝記念日式典を控え、モスクワを含めたロシアの領内を標的にしたドローン(無人機)の攻撃を認めるような発言をした。

ゼレンスキー氏は、ロシアが30日間の停戦案に対して「新たな攻撃を除いては」何の反応も示さなかったと説明。その上で「これは明らかに、戦争の元凶が誰であるのかを示している」とロシアを非難した。

米国は3月に30日間の停戦を提案し、ウクライナも同意した。これに対してロシアは、このような措置を実施し、維持するメカニズムが整備された場合にだけ、停戦の導入が可能になると主張した。

ロシア外務省のザハロワ報道官は、ロシアはウクライナのエネルギーインフラへの攻撃を30日間停止したほか、4月の復活祭でも一時的に停戦したとして、「停戦の唯一の障害は、合意に違反して長期停戦の条件について真剣に議論しようとしないウクライナだ」と批判する声明を公表。「ロシアが停戦に反対したことは一度もない。(停戦を)2回もしたのだからなおさらだ」とし、「それらをウクライナに見守らせたことは、長期的な停戦への一歩となり得たはずだ。残念ながら、ウクライナはそれらの両方を妨害した。ウクライナ軍は一時停戦を135回、復活祭の停戦を5000回近く破った」と主張した。



[ロイター]
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