もっと大胆な選択肢としては、ガーナ人のピーター・タークソン枢機卿もあり得る。76歳で、教皇庁科学、社会科学アカデミーの総長だ。
以前から「アフリカから教皇を出すならこの人」と言われてきたが、あいにくフランシスコとの相性は悪かった。しかしパーマーによれば、彼が「熱心なアフリカ教会の声を代表している」のは間違いない。
もう1人、パーマーが侮れない存在として挙げるのはフィリピンのルイス・タグレ枢機卿(前マニラ大司教)だ。
「アジアのフランシスコ」とも呼ばれるタグレは進歩的な考えで知られ、地球環境の保護に力を注ぎ、同性愛者にも門戸を開くカトリック教会を目指してきた点は故フランシスコと同じだ。
カトリック教会が「同性愛者や離婚・離別した人々、未婚の母親に厳しい言葉を向けてきた」ことに遺憾の意を表したこともある。
タグレは67歳で、バチカンの伝統からすれば若い。フランシスコが教皇となったのは76歳、前任のベネディクト16世は78歳だ。ここでタグレが教皇になれば、一段の改革を進める時間は十分にある。
保守派もリベラル派も十分な支持を固められなかった場合はどうなるか。
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