<ヒンドゥー教の大巡礼を控えた時期の観光客狙いの惨劇で、インド・パキスタン対立再燃も...モディ政権の経済戦略にも打撃>

インド北部カシミール地方のパハルガム近郊で4月22日、銃撃事件が起き観光客ら少なくとも26人が死亡した。

インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方で起きたテロで、2019年2月にプルワマで発生したイスラム過激派組織「ジャイシェ・ムハマド」による自爆テロ(インド治安部隊の隊員40人が死亡)以来、最も多くの犠牲者を出した攻撃といわれている。

目撃者の話によると、現場周辺の森から自動小銃を構えた軍服姿の男たちが6人出てきて、その場にいた観光客らの名前を聞き、イスラム教の詩句を唱えさせて、至近距離から銃殺したという。

テロ後にパキスタンに拠点を置くイスラム過激派組織「ラシュカレ・トイバ」系列の「抵抗戦線」(TRF)が犯行声明を出した。この声明で、ここ2年ほどの間に8万5000人超の「よそ者」(インドの他地域出身のヒンドゥー教徒のこと)がカシミール地方に移住したと主張。

観光客を狙った攻撃を正当化するため「彼らは観光客に成り済まして流入して定住し」カシミール地方をヒンドゥー化しようとしていると述べた。

カシミール地方のアナントナグ地区に位置するパハルガムは深い森と緑の草原で知られる景勝地で、国内外から多くの観光客が訪れる。

ここはまたヒンドゥー教の大規模な巡礼「アマルナート・ヤトラ」の出発地でもある。毎年7月から8月にかけて行われるこの巡礼にはインド全土から大勢の信徒が参加する。

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