<ゴッホ、ルノワールからマティス、ピカソまで。世界屈指の美術コレクション「バーンズ・コレクション」はどのようにして誕生したのか?>

ルノワールやセザンヌ、マティス、ピカソなど印象派と初期モダニズムの傑作を大量に所蔵することで知られるバーンズ・コレクション。

20世紀前半のアメリカの実業家アルバート・バーンズ(Albert C. Barnes)が収集した世界屈指のコレクションだが、1951年にバーンズが自動車事故で死去すると、作品を管理してきたバーンズ財団は運営に窮することになった。

なにしろ偏屈で知られたバーンズは、どこにどの作品を貸し出せるか、その期間はどのくらいか、さらにはスタッフの給与まで、実に細かなルールを定めていた。

そのせいもあって、郊外での運営が難しくなった財団は、2012年にフィラデルフィア中心部へと移転。世界各地の美術館への貸し出しも開始した。

美術評論家のブレイク・ゴプニック(Blake Gopnik)は、新著『唯一無二の美術館 アルバート・バーンズとアメリカンドリーム(The Maverick’s Museum: Albert Barnes and His American Dream)』(エッコ社刊)で、バーンズとコレクションのことを生き生きと描いている。

このうち、バーンズが美術品の収集を開始して、初めてアメリカにゴッホがもたらされたときを描いた部分を紹介する。

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「画商たちは金持ちをカモにしているだけ」
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