自分の足の状態を見て泣き叫び始めた

「息子は、浜辺にいた私と夫のところにやって来て、足をケガしたみたいだと言った。そして下を見て、かかとに黒いトゲがたくさん刺さっているのを見るやいなや、泣き叫び始めた」とメーガンはそのときを振り返った。「片足でウニを思い切り踏んでしまったようだ」

ウニが原因で人が死に至ったケースは、これまで1件しかない。ダイビングの安全性向上を目的とした団体DAN(Divers Alert Network)によれば、ウニによるケガは、「刺し傷」や「擦り傷」「裂傷」というかたちであることが多い。

「痛みは、軽度から激痛までさまざまだ。痛みを左右する要因はいくつかあり、ウニの種類、ケガの部位、関節や筋組織の深部への影響の有無、刺し傷の数と深さ、痛みに対する個人の耐性などがある」

しかし、DANのガイダンスには、次のような注意書きがある。「きわめて稀ではあるが、ただちに生命にかかわる合併症が起きる可能性もあるため、医師の診断を受けることが重要だ」

母親のメーガンには不安を覚える理由があった。「息子はアレルギーがいくつかある」とメーガンは言った。

近くにいたライフガードは機敏に反応し、男児の傷をヨード液でふき取ると、酢を吹きかけた。そして、メーガンら家族に対し、傷口を「酢に何度か浸して、炭酸カルシウムでできているウニのトゲを溶かすよう」指示したという。

「可能なら、針を使ってウニのトゲを押し出すように言われた。ピンセットだけでは、トゲが折れてしまうからと」とメーガンは続けた。

ネットで対応を調べても「矛盾する情報だらけだった」
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