<ロシア軍の攻勢で、和平の交渉材料として占領したロシア領土も奪還されつつある。時間が経つほど不利になると認めて、トランプと手を組みロシアとの和平交渉に臨むべきだという冷徹な分析も>

2月末にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とドナルド・トランプ米大統領の首脳会談が決裂して以来、初めての高官協議が3月11日にサウジアラビアのジェッダで行われる。

ウクライナ側は会談を通じてアメリカとの関係修復を期待している。一方アメリカは、ロイター通信がアメリカ側の関係者(匿名)の話として報じたところによれば、ウクライナが戦争終結のためにロシアに実質的な譲歩をする意思があるかどうかを見極めたい考えだという。

またウクライナの議員は本誌に対し、アメリカによるウクライナへの情報共有および軍事支援の一時停止についても進展を期待していると語った。

アメリカとウクライナの関係は首脳会談の決裂を受けて悪化している。同会談ではゼレンスキーとトランプ、J・D・バンス米副大統領の間で意見が対立し、トランプがゼレンスキーに対して「第三次世界大戦」を引き起こす危険を冒していると非難する一幕もあった。

米政府は先週、ウクライナへの軍事支援と情報共有を相次いで停止。これではロシアのウラジーミル・プーチンを利することにもなると懸念の声も上がるなか、アメリカとウクライナは外交的な成果を上げられるのか(トランプは10日、情報共有の一時停止を「解除」したと発表。協議でよい結果が得られることを確信している、と圧力をかけた)。

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ウクライナは何を差し出すのか
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