「そのため2024年には徐々に進むロシア部隊が、瓦礫の山と化した地域を占領することになった」と、ソニンは本誌に語った。「機動戦は全く行われず、ただただ破壊あるのみだ」

何らかの交渉が始まる前に、少しでも多くの占領地を確保したいのは、ロシアもウクライナも同じだろうから、2025年の初めの数カ月が双方にとっての正念場となる。

トランプはスピード決着に持ち込むと豪語しているが、彼のチームが就任後の交渉仲介に向け、どんなプランを用意しているかは不明だし、それがプーチンとウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領にとって受け入れ可能なプランとなる保証もない。

ゼレンスキーは仏大衆紙ル・パリジャンのインタビューで、交渉の前提としての戦線の「凍結」には応じたくないと述べた。また、「ウクライナを犠牲にしてまで(交渉の)進展を急ぐことを私が望んでいないのは(トランプ次期米大統領も)承知している」とも語った。

「トランプ次期政権は停戦交渉の実現に向けて誠実に努力するだろう」と、ソニンは言う。「問題は彼らがプーチンよりもはるかにゼレンスキーに圧力をかけやすいことだ」

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