ウクライナ領内で最も大きく前線が動いたのは、ドネツク州の中部と南部だ。ロシア軍は激しい攻防戦の末、2月に同州の工業都市アウディーイウカを陥落させると、以後は着実に支配地域を広げた。

「6、7月頃から、この流れが顕著になり、ロシアが毎月のように支配地域を拡大するようになった」と、カステヘルミは言う。「ウクライナ軍は11月に最も多くの陣地を失った。12月には多少ましな状況になる見込みだ」

12月半ばにはロシア軍はドネツク州の要衝ポクロフスクまで数キロの地点まで迫った。プーチンはドネツク州全域の制圧を狙っているが、そのためにはポクロフスクの陥落が鍵を握る。

米シンクタンク・戦争研究所(ISW)によると、ロシアが支配下に置いたとみられるルハンシク州の支配地域は州境を越えて、ハルキウ州クピャンスクの南とドネツク州バフムートの西にまで及んでいる。

「だがルハンシク、ハルキウ両州におけるロシアの進軍は戦況をさほど大きく変えなかった。最も重要なのはドネツク州における戦闘だ」と、カステヘルミは言う。

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