[ベルリン 12日 ロイター] - 米中貿易戦争の激化で、世界的に景気見通しが悪化していることが、ドイツのIFO経済研究所の四半期調査で明らかになった。
当社は110カ国以上、1200人近い専門家を対象に実施。第3・四半期は、経済の現況および見通しを示す指数がいずれも悪化した。
IFOのクレメンス・フュースト所長は「専門家は世界貿易の著しい伸び減速を予想している」と述べ、貿易の見通しは昨年の関税合戦開始以来の最低を記録したと指摘。「回答者は、個人消費や投資の減少、短期および長期金利の低下も予想している」と述べた。
トランプ米大統領は9日、中国との貿易交渉を継続しているが「われわれには合意する用意はできていない」と述べ、金融市場では、米中貿易問題の打開は当面はないとの見方が広がった。
4―6月期のドイツ経済はマイナス成長が見込まれるほか、今7―9月期に入っても改善の兆しはほとんど見られないという。コメルツ銀のエコノミスト、イェルク・クレーマー氏は「経済は著しい減速と景気後退(リセッション)の狭間にある」と警告した。
4―6月期の国内総生産(GDP)は14日に発表される。
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