クレタ島での撮影では、現地の言葉を学ぶという興味深い体験もできた。「ほんの少しだけれど、ギリシャ語の勉強もしたんだ。実際にギリシャにいたから、それほど大変なことではなかった」と、ゴードン・レビットは言う。

「衣装係でも照明スタッフでも誰でもいいから、隣にいる人のほうを向いて聞けばいい。『もう1回言ってもらえる? 自分の言い方が正しいか確認したいんだ』ってね」

「もちろん、そのほとんどはもう思い出せない。僕は短時間であればすごく物覚えがいいという、俳優としては役に立つけれど、それ以外の生活ではおよそ役に立たない特技の持ち主なんだ。撮影中は覚えていられるのに、終わるとどこかに消えてしまう」

作中に繰り返し出てくるのが、ギリシャ神話のイカロス(ろうで作った翼で空を飛んだが、太陽に近づきすぎて命を落とす少年)の話だ。ギリシャの神々を引き合いに支配階級を批判するせりふもある。

また本作の「自由」というテーマは、米大統領選挙に向けた民主党の政策綱領と相通じるものがある(歌手のビヨンセは民主党大統領候補のカマラ・ハリス副大統領に、自分の持ち歌「フリーダム」を選挙運動で使うことを認めた)。

つまり、この映画にはアメリカの政治状況が密接に反映されているわけだ。

@kamalaharris

Beyoncé's "Freedom" is my walk-on song for my rallies--and her mother, Tina, is so very special to me.

♬ original sound - Kamala Harris
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「政治好き」で有名なゴードン・レビット
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