この心温まる動画には、コメントが6000件以上寄せられている。「いいね」を最も集めたのは、ダラスさんの反応を見て「涙が出た」とする50歳の男性のものだった。

38歳の女性は、補聴器をつけたバービーを見つけたときの感想を投稿した。「初めて補聴器をつけたばかりの7歳の私が、このバービーと一緒だったらどんなに幸せだっただろうと思って、もちろん買った。今日では障害のある子供たちがこのように表現されるのがとてもうれしい」

障がいを持つ人が「理解されている」と感じられる

別のユーザーは、「障害者は人口の15%を占めている。つまり、10億人もの人々が表現されず、差別されている。この動画は美しい」と書いた。

カトリーナさんもキャプションに、「表現されることはとても重要」と書いている。ダラスさんにとって車いすのバービーを見ることは、新しいおもちゃを見つけること以上の意味がある。障がいのある子供たちが表現されることの少ないこの世界で、「注目されている」「理解されている」と感じられるからだ。

「表現されることは、表現される人にとっても、表現されない人にとっても、非常に重要です」とカトリーナさんは言う。

「娘が属する障害者コミュニティのようなマイノリティグループにとって、表現されることで自分も社会の一員だと感じられます。自分にも目を向けられていると感じるのです。そして、障害のない子供にとっても、こうした表現を目にすることは重要です。障害を当たり前のものと捉え、固定観念を取り払うからです」

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