[パリ 7日 ロイター] - 経済協力開発機構(OECD)は7日、課税逃れ対策の一環として昨年9月に導入したオフショア口座の情報交換制度により、90カ国以上の政府が約4700万件のオフショア口座の情報を交換したと表明した。

情報交換の対象となった口座に入金されている資金は総額4兆9000億ユーロ(5兆5000億ドル)で、日本の国内総生産(GDP)を上回るという。

情報交換に活用されたのはOECDが策定した「共通報告基準」と呼ばれる制度。昨年9月以降、参加国が自動的に口座情報を交換できるようになった。

OECDのグリア事務総長は「G20を通じて設計・施行した透明性向上に向けた取り組みにより、巨額の海外資産が見つかった。今後、各国の当局が効果的に課税できるだろう」と表明。税務コンプライアンスはすでに改善しているとの見方を示した。

同事務総長は、今週末に日本で開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に今回のデータを提出する予定。

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