──まさに「ライトスタッフ(筆者注:right stuff。任務・職務などを遂行するために不可欠な資質、適任の意味で、油井さんが好きな映画のタイトルにもなっている)」ですね。油井さんが宇宙飛行士を目指すきっかけは、映画の『ライトスタッフ』(1983年)というのは有名ですが、公開は中学生の頃ですよね。すぐに見られたのですか?

油井 自衛官になってアメリカに行って、レンタルビデオ屋で偶然見つけたんです。なんか宇宙服を着た人とカプセルが写っているビデオがあったので、「何かな」と思って手に取りました。

鑑賞して「あ、これだ」と思いました。当時の自分はもう宇宙飛行士になるという夢を諦めていたのですが、もしかしたらテストパイロットになれば、将来状況が変わるかもしれない。日本人もテストパイロット出身の宇宙飛行士が出るかもしれないと思って、心が決まりました。

──すごい出会いでしたね。きっと、今まで周りを大事にしたり助けたりの善行を積んでいたから、巡り合ったんですね。

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ブルースーツ左腕にある日の丸を見せるポーズは油井さんのお気に入りポーズだ(6月6日) 筆者撮影

■続きはこちら:「悩んでる時もとりあえず頑張っておく」 油井亀美也宇宙飛行士に聞いた、若き日の苦悩と自分の選択を正解にする秘訣

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