[オタワ 5日 ロイター] - カナダ統計局が5日発表した3月の雇用統計は雇用者数が7200人減と、7カ月ぶりに落ち込んだ。カナダ銀行(中央銀行)が今月の会合で金利を据え置くとの見方を後押しした。市場予想は1000人増だった。
失業率は3カ月連続で5.8%となり、予想と一致した。
雇用者数は前月まで、2カ月連続で大幅に増えていた。3月は減少したものの、第1・四半期全体では11万6000人増となった。
カナダ銀行は雇用情勢がカナダ経済の明るい材料としている。3月に雇用が小幅に減少したことは、こうした見方を変えることにはならないとアナリストは言う。
カナダ銀行のポロズ総裁は今週初め、カナダ経済が弱含みから持ち直すとした上で、経済見通しを踏まえると依然として中立金利より低い水準が正当化されていると述べ、用心深くも前向きな見解を示した。[nL3N21J42Q]
雇用統計の内訳は、生産部門が1600人増。製造業が大半を占めた。一方、サービス部門は8800人減だった。主にヘルスケア・社会扶助と企業やビルのサービスが落ち込んだ。
フルタイム雇用は6400人減、パートタイムは900人減だった。
中銀が注視する正社員の前年比賃金上昇率(平均)は2.3%増と、2月の2.2%増から加速した。