[国連 27日 ロイター] - 国連安全保障理事会は27日、トランプ米大統領がゴラン高原のイスラエルの主権を正式承認した問題について話し合うため、緊急会合を開催した。各国から米国の決定に非難が集まり、米国の孤立が鮮明になった。
緊急会合はシリアが開催を要請していた。
イスラエルは1967年の第3次中東戦争でシリアからゴラン高原を奪った。その後、81年にはゴラン高原を併合した。安保理はこれについて「無効で国際的な法的効力を持たない」と指摘した。
英国のカレン・ピアス国連大使は、1981年決議の違反だと指摘。ロシアのウラジーミル・サフロンコフ国連次席大使も、米国は国連決議に違反したとし、中東情勢が不安定になる恐れがあると米国を非難した。
欧州連合(EU)加盟国も26日、違法な併合がもたらす結果についての懸念を表明している。
トランプ大統領は25日、ゴラン高原についてイスラエルの主権を正式に認める宣言に署名した。総選挙を来月に控え、苦戦するネタニヤフ首相の追い風になるとみられている。
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