[ブリュッセル 12日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は12日、対中経済関係均衡化に向け10項目の行動計画を策定した。中国国営企業の影響抑制や、サイバーセキュリティーの脅威防衛強化などをうたい、加盟国首脳らに支持を呼び掛けた。
欧州委は、気候変動や平和などの分野で中国との協力拡大が重要としつつ、より互恵的な経済関係などを推進すべきだとの認識を示した。
カタイネン副委員長は、公正な競争が行われ貿易・投資が互恵的なら、有益な関係になる可能性があると指摘した。ただ欧州は、平等な条件を確保し、ゆがみの影響から地域市場を守る必要があるとした。
欧州委は、EU公共契約の受注を希望する中国勢は高い労働・環境基準を満たし、国営企業や国の補助金に伴う影響抑制に向けたEU法に適合することが望ましいとの考えを示す。
EU加盟国が、第5世代(5G)移動通信網のセキュリティーで共通姿勢を見出す重要性も指摘した。
行動計画は21─22日の定例首脳会議で討議する。首脳らの支持が得られれば、EUは中国に対し補助金や技術移転の強制などを巡って、世界貿易機関(WTO)規制改革に同意するよう促す構えだ。