そもそもこれらの総称もまだ決まったものがない。反主流派やサラダバー過激派などさまざまな呼称で呼ばれている。
彼らは攻撃側のアクターであると同時に、もっとも影響を受けやすく狙われやすいアクターでもある。
後者の観点に立つと、もっとも狙われる相手(Frequently Targeted Individuals=FTI)と呼んでいいだろう。
前述のようにFTIはさまざまな形を取るが、共通した特徴がいくつかある。
たとえば、ミソジニーやマンスフィアといった男性優位あるいは女性蔑視、それと反移民である。
また、活動の特徴もある程度はわかっている。
FTIにはそうなってしまう理由となる背景がある。過激化する前に、必要な保護措置を執ることができれば効果的に拡大を抑制できるはずだ。
もうひとつ攻撃のターゲットにされやすい層、つまりセクターがある。それはメディア、専門家、政治家だ。
認知戦においてはナラティブなどの相手国への浸透状況は重要な尺度となる。
この分野の草分けであるベン・ニモは、大手メディアや著名人がナラティブを発信するようになったら、緊急な対処が必要な危険な状態であると、ブレイクダウン・スケールで述べている。
同様のことは日本のファクトチェック・イニシアチブが紹介しているウォードルの拡散のトランペットにも書かれている。