[16日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は16日、米大手銀行は2007─09年の金融危機前と比べて「疑いの余地なく」安全であるとの見方を示した。
カシュカリ総裁はニューヨークで開催された公開討論会にハーバード大学のジェイソン・ファーマン教授と2人で参加し、金融システムは10年前よりも安全だと主張した。ただ、討論会後の集計では、両氏と逆の見方を示した2人組の主張を支持した観客の方が多かった。
カシュカリ総裁は、金融政策を用いて金融システムを守る米連邦準備理事会(FRB)の能力は危機前とほぼ同程度だとし、金利が低いということは将来の低迷局面で利下げ余地が比較的小さいことを意味するが、量的緩和など非伝統的なツールを活用する経験をFRBは十分に積んでいると述べた。
危機前と比較した場合「金融政策全般に関してはほぼ同じ」とし、「危機前よりもシステムは強固で安全」と主張。銀行とノンバンクは危機前よりも底堅いと説明した。
また、ファーマン教授は、低金利などの要因により、財政政策の余地も金融危機前と同程度だとの見方を示した。
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