[ドバイ 31日 ロイター] - サウジアラビア統計局が31日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年比2.5%増加した。第2・四半期(1.6%増)から伸びが加速し、同じく2.5%増だった2016年第1・四半期以来の高水準となった。
サウジ経済は近年、原油安や政府の緊縮策の打撃を受け、昨年は世界金融危機以来のマイナス成長を記録した。
第3・四半期の成長をけん引したのは石油部門。原油生産の拡大で、前年比3.7%増と第2・四半期の1.3%増から加速した。
半面、政府の経済多様化の取り組みと雇用創出のカギを握る非石油部門の伸びは2.4%から2.1%に鈍化した。
サウジ高官らは、来年は非石油部門が緩やかに成長すると予想している。11月の民間部門向け銀行融資は前年比2.3%増と、2016年以来の高い伸びを記録した。
今月発表された2019年度予算は、財政支出が今年よりも7%拡大する。ただ政府高官は、国内燃料価格の引き上げなど、一段の緊縮措置の可能性を否定していない。これまで緊縮措置は民間企業を圧迫してきた。
また、サウジは来年1月から原油の生産を削減する方針。減産で石油部門が縮小し、成長の足かせとなる可能性がある。