[東京 28日 ロイター] - 経済産業省は28日公表した11月の鉱工業生産指数速報値は前月比で1.1%低下した。業務用機械や家電・電子部品が下落したのが響いた。10月に自然災害からの挽回生産で押し上げた反動が出た恰好。10━12月は7-9月と比べて増加する見通しだが、1月の生産計画は自動車を中心にマイナスに転じており企業の慎重姿勢が表れた。

ロイター集計のエコノミスト予想中央値は前月比1.9%低下と予想されていたが、発表数値は予想を上回った。

<12月マイナスでも10━12月は前期比プラス>

11月の生産を下押ししたのはボイラーや原動機などはん用・業務用機械工業で前月比11.0%と大きく落ち込んだ。このほか空調・住宅機器など電気・通信機械工業、電子部品・デバイスなどが減少した。

一方、生活関連産業機会や化粧品、石油製品などは増加した

12月の生産予測指数は前月比2.2%の増加となった。予測指数は上振れやすい傾向があるため、これを補正すると、同0.7%低下(レンジでは1.7%低下から0.3%増加)するとの試算も公表した。

経産省では12月の生産実績がかりに1.7%低下しても、10━12月は7-9月と比較しプラスが維持できるとしている。

<自動車など1月生産マイナス5.8%>

1月の生産が大幅に減少するとみている業種は、石油製品工業(前月比8.7%減)、金属製品工業(同7.2%減)、自動車など輸送機械工業(同5.8%減)。

経産省では「企業の生産計画は慎重になってきている」(幹部)とみているが、「基調判断を現時点で変えるまでは至っていない」(同)として、「生産は緩やかな持ち直し」との判断を据え置いた。

*内容を追加しました。

(竹本能文)

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