[バチカン市 12日 ロイター] - ローマ法王フランシスコが来年2月にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビを訪れ、ローマ法王として初めてアラビア半島でミサを上げるとともに、国内最大のモスクであるシェイク・ザイード・グランド・モスクを訪れてイスラム教の長老会と私的な話し合いを持つ。12日に日程が公表された。
それによると、訪問は来年2月3─5日。最終日にザイード・スポーツ・シティ内のスタジアムでミサを上げる予定。
ペルシャ湾岸では、キリスト教などイスラム教以外の宗教活動の自由度は国によって異なり、UAEとクウェートではキリスト教徒が教会かその敷地内、もしくは特別認可を受けた場所での礼拝が認められている。サウジアラビアではイスラム教以外の宗教活動は禁止されている。
法王のアラビア半島訪問は初めて。主催当局は、UAEで野外の公共の場でミサが行われるのは初めてとしている。UAEには約100万人のカトリック教徒がおり、全員が外国人労働者。
法王はこれまでにも、トルコ、ヨルダン、エジプト、バングラデシュ、アゼルバイジャン、パレスチナ自治区などイスラム教中心の国や地域を訪問し、モスクを訪れている。こうした機会を活用して宗教間対話を主催し、神の名を借りた暴力を非難するなどしている。今回も、UAE建国の父が埋葬されている追悼施設で宗教間対話を実施する。
今回の訪問のテーマは、「わたしをあなたの平和の道具としてお使いください」。これは、2013年に法王に選出された際に名前を取ったアッシジの聖フランシスコによる「平和を求める祈り」の冒頭部分。