[トロント 4日 ロイター] - ニュース・情報サービスのトムソン・ロイター<TRI.TO> <TRI.N>は4日、事業効率の改善に向け2020年まで3200人(12%)相当の人員削減を行うと発表した。
これを受け株価は値上がりし、米上場株<TRI.N>は一時約4%高の51.74ドルと最高値を更新した。
同社はこの日、将来の戦略・成長プランを明らかにした。世界の事業拠点数は20年までに133拠点と3割削減する。人員削減の対象拠点や場所などは不明だが、ニール・マスターソン共同最高執行責任者(COO)は、予定している人員削減の約9割はすでに対象者に通知しているとした。
同社は10月、ファイナンシャル&リスク(F&R)部門の過半数株式を投資会社ブラックストーン<BX.N>に売却する手続きを完了した。売却後の売上高に占める各部門の割合は、法務部門が約43%、法人顧客向けが23%、税務・会計部門が15%、ロイター・ニュース部門が6%。
ジム・スミス最高経営責任者(CEO)は11月、ロイター・ニュースは引き続き事業の主要部分とした上で、今月3日に部門の社長に就任したマイケル・フリーデンバーグ氏の下で「当社のニュース部門はさらに強くなる」との認識を示した。[nL4N1XP1MW]
新戦略・成長プランでは、設備投資が現在の対売上高10%から20年には7ー8%に縮小する。年間売上高の伸び(買収の影響除く)は20年までに3.5ー4.5%を見込む。
スミスCEOは10月、相当規模の事業買収機会を模索するとした上で、F&R部門の過半数株式売却で得た170億ドルの資金のうち、買収費用として20億ドルを用意したことを明らかにしている。[nL4N1XH4YG]
株価は今年5月以降4割近く上昇。100億ドル規模の自社株買いが追い風となっている。