[コベントリー(英国) 26日 ロイター] - 英国の最大野党・労働党のジェレミー・コービン党首は26日、英国が欧州連合(EU)と新たな関税同盟を結ぶべきだとの見解を示した。メイ首相は離脱後に関税同盟から撤退する方針を表明している。
コービン党首は、英国が多くの点で免除を受ける「特別仕立て」の関税同盟を望むとした。ただEU当局者は、英国がすべてのルールを受け入れずに「いいとこどり」の市場アクセスを得ることは認めない姿勢を示しており、コービン氏の提案は受け入れられない可能性がある。
コービン党首は英中部コベントリー大学での講演で「労働党は包括的な関税同盟をEUと交渉する。欧州との貿易で関税をかけず、また北アイルランドとの間の『ハードボーダー』(厳格な国境管理)回避につながるようにする」と述べた。
また「新たな関税同盟では、英国が今後の貿易取引で発言権を持つことを確実にする必要がある」とした。
欧州委員会の報道官はコメントを控えた。
英議会では通商法案について、EUとの関税同盟の維持を目指す修正案を巡る採決が年内に見込まれており、与党保守党の議員8人は修正を支持している。英メディアによると保守党議員10─15人が造反する可能性がある一方、EU離脱に賛成する一部労働党議員は政府側の考えに沿って票を投じる可能性があるとみられている。
コービン党首は「すべての党の議員に対し、イデオロギー的な空想よりも国民の関心事項を優先し、われわれが発言権を持つ将来的なEUとの関税同盟を支持するよう求める」と述べた。
*見出しを修正しました。