<AIによってインフラを横断的に連携・制御する「コグニティブシティ」が現実になろうとしている。プロジェクト名は「Aion Sentia」。その中核にあるのは、イタリアのAIエンジン「マイア」だ>

アラブ首長国連邦(UAE)は、2027年までに25億ドルを投じてアブダビ市の公共サービスと民間サービスを全て単一のAIプラットフォームで運営することを計画している。英字紙ハリッジ・タイムズ(Khaleej Times)が伝えた。

このプロジェクトはイタリアのシナプシアとUAEのボールド・テクノロジーズが実施する。

本誌はUAE政府とボールド・テクノロジーズ親会社のボールド・ホールディングスにコメントを求めている。シナプシアのウェブサイト記載のアドレス宛てに送った電子メールは届かなかった。

新プロジェクトには、AIイノベーションで主導的地位を目指す同国の野心が見える。アメリカのドナルド・トランプ大統領が湾岸諸国を訪れた際も、AIを中心に据えていた。AIをめぐっては、世界的な影響力を賭けて米中が競争を強める中で、湾岸諸国も実用化を通じて自国の効率性向上を図る手段としてだけでなく、エネルギー輸出の先にある未来を切り開く手段として目を向けている。

ハリッジ・タイムズによると、プロジェクトの正式名称は「Aion Sentia」。公共交通機関の自動化からスマートホームの統合、AIを活用した医療に至るまで、公共サービスと民間サービスをまとめて統一のプラットフォームで運営することを目指す。

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AIエンジン「マイア」とは?
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