最新記事
ウクライナ戦争

ロシアの新兵器?UFO? ウクライナの戦場の上空に浮かぶ「謎の円盤」を、偵察ドローンが発見...映像を公開

Mystery disk-shaped UFO spotted by recon drone in Ukraine

2024年3月1日(金)20時10分
イザベル・ファン・ブリューゲン
ウクライナ軍のドローン

Leah Millis-Reuters

<ウクライナ軍が飛ばした偵察用ドローンが撮影した「謎の円盤状」飛行物体。兵士たちは「UFOだ」と驚きの声>

ウクライナ軍の偵察用ドローンに取り付けられたカメラから送られてくる映像をチェックしていた兵士たちが、奇妙なものを発見した。それは上空に浮かぶ円盤状の物体で、空中の同じ場所にとどまっているように見える。映像を見ながら兵士たちは「UFOではないか」と会話しており、その様子は動画に撮影されて公開された。

■【動画】ウクライナ軍ドローンが撮影した、上空に浮かぶ「謎の円盤」...新型兵器か、UFOか!? 「空中に静止している」

問題の動画は、ウクライナで続く戦争に関する最新情報を頻繁に投稿している@albafellaというユーザーが、X(旧ツイッター)上で共有したものだ。自称「軍事・政治ブロガー」の@albafellaは2月28日に動画を投稿し、「ウクライナ軍の兵士たちが、戦闘地域で未確認の円盤状の物体を撮影した」と説明した。

ウクライナでは戦争開始以来、ドローンが重要な役割を果たしてきた。ウクライナのミハイル・フェドロフ副首相兼デジタル改革担当相は、2022年2月にロシアによるウクライナへの本格的な軍事侵攻が始まった当初から、ウクライナのドローン計画を指揮してきた。

またウクライナ政府は「アーミー・オブ・ドローンズ(ドローン軍)」と称するドローン使用と技術革新を促進するプロジェクトを立ち上げ、ドローン調達のための資金調達キャンペーンを展開してきた。

「あれは絶対にUFOだ」「突っ込んでみるか?」

今回の動画を最初に独占入手したという英デイリー・メール紙によれば、動画はウクライナの第406砲兵旅団が、ウクライナ軍が保有する300機超の「熱探知カメラ搭載の」クワッドコプター(4つの回転翼のドローン)のうち1機を使用して撮影されたものだ。このドローンが海抜150メートル以上のところを飛行していた時に、兵士たちは前方に謎の物体を見つけた。

本誌はこの動画の信ぴょう性について独自に確認することができず、ウクライナ国防省にメールで問い合わせたが、現在までに返答はない。

動画の中で同旅団の一人が「なぜ向こうはこっちにミサイルを発射してこないんだろう」と尋ねると、別の兵士が「どういう意味だ?」と応じる。カメラがズームしても謎の物体はじっと動かず、一人の兵士が「なんてことだ。あれは何だ?どうして動いていないんだ?」と問いかけると、別の兵士が「あれは絶対にUFOだ。画面上でずっと同じところにとどまっている」と述べた。

別の兵士が「もっとズームして。ほら、じっとして動かないだろう?」と言い、「熱探知カメラには何も映っていないのか?」と尋ねると、ほかの兵士が「突っ込んでみるか?」と提案した。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、ウォルツ大統領補佐官解任へ=関係筋

ビジネス

物言う株主サード・ポイント、USスチール株保有 日

ビジネス

マクドナルド、世界の四半期既存店売上高が予想外の減

ビジネス

米KKRの1─3月期、20%増益 手数料収入が堅調
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年…
  • 5
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 6
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 7
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 8
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 9
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 10
    【徹底解説】次の教皇は誰に?...教皇選挙(コンクラ…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 8
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中