最新記事
動物

ヘビがフクロウの「ご馳走」に... ライブカメラが記録した食事シーン

2023年4月18日(火)21時10分
若道いつき
アメリカフクロウ

(写真はイメージです) Alice Hebb-shutterstock

<巣で待つメスのためにオスが運んできた「ご馳走」はとぐろを巻いたヘビ>

【動画】小さな巣の中で「ご馳走」のヘビをついばむフクロウ

ニューヨークのヒッコリーの木に取り付けられた鳥の巣箱。その中に設置されたライブカメラに貴重な瞬間が記録され、ソーシャルメディア上で話題となっている。

Cornell Lab Bird Camsがフェイスブックに投稿した動画は、どこからか舞い戻ってきたアメリカフクロウが箱の中を覗き込むシーンから始まる。外観から巣の内部にカメラが切り替わると、そこにはもう1羽の姿が。2羽はつがいで、メスの餌を探しに出ていたオスが戻ってきたところのようだ。

驚くべきはその「ご馳走」──オスが持ち帰ったのは、とぐろを巻いたヘビだった。

フクロウの獲物は実に多岐にわたる。コーネル大学鳥類学研究所のベンジャミン・ウォルターズ氏は「かぎ爪を立てられるものなら何でも食べる」と言う。

「捕食対象には小動物──リス、シマリス、ネズミ、ハタネズミ、ウサギ、鳥(ライチョウの大きさまで)、両生類や爬虫類、無脊椎動物まで含まれている」

アメリカフクロウは3月から繁殖期を迎えている。抱卵期間(28~33日)と、孵化したヒナが巣立つまでの間中、オスはメスとヒナの分まで餌を届ける役割を担う。

SDGs
2100年には「寿司」がなくなる?...斎藤佑樹×佐座槙苗と学ぶ「サステナビリティ」 スポーツ界にも危機が迫る!?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国、24%の対米関税を1年間停止へ 10%の関税

ワールド

UPS貨物機が離陸直後に墜落、4人死亡・11人負傷

ワールド

パリ検察がTikTok捜査開始 若者の自殺リスクに

ワールド

中国、輸入拡大へイベント開催 巨大市場をアピール
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に「非常識すぎる」要求...CAが取った行動が話題に
  • 4
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 5
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 9
    高市首相に注がれる冷たい視線...昔ながらのタカ派で…
  • 10
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中