最新記事

SNS

シンガポールのセクシー系インフルエンサー、ソウルから下着ライブ配信で炎上

2023年4月17日(月)20時50分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
台湾のコンビニで上着をはだける女性インフルエンサー

セクシー系インフルエンサーのキアラキティが台湾のコンビニでいきなり…… Kiaraa Kitty / YouTube

<ダイナマイトボディのインフルエンサーがソウルの路上配信で炎上......>

シンガポールの女性インフルエンサーが韓国ソウルの路上から下着姿でライブ配信を行い、「露出が激しすぎる」という通報で出動した警察により配信を制止させられた。中央日報など韓国メディアが報じた。

儒教の国・韓国の路上で下着姿に!?

4月9日、「キアラキティ(kiaraakitty)」という名前で活動中のシンガポールの女性インフルエンサーが、ソウルの街中を歩きながらインターネットでライブ配信を行った。彼女は、胸元があらわになったブラトップの上に毛皮のコートを羽織ったミニスカート姿で約9時間にわたってライブ配信サービスTwitchによる放送を行っていたという。

通報を受けた男女の警察官がキアラキティに声をかけた。

「韓国語は話せますか? わいせつな姿だという通報がありました」と女性警官が声をかけると、キアラキティは「韓国語できない」と英語で答えた。男性警官が「どこの国の人か?(Where are you from?)」と聞くと、彼女は「シンガポールから来た」と答え、「韓国に初めて来て韓国の法律はよく分からない」と謝罪した。

警官は「公共の場所では下着を露出するような形で着ることはできない」と説明した。これに対してキアラキティは「いえ、今着てるのはコスプレ用の服です。パーティがあるんです」と反論した。警官は彼女の身分証を確認した後、「コートのファスナーを閉めなさい」と告げて、現場を去ったという。キアラキティはそのまま放送を終了した。

帰国したキアラキティを待っていたのは......

ところが数日後、twitchのライブ配信を行った彼女は放送の中でソウルでの出来事について触れて「私の胸に嫉妬した悪い女たちが警察に通報したに違いない」「黙って私の金儲けを邪魔してはならない」と言いたい放題。また、キアラキティは自分のSNSに警官に制止された場面をアップロードして、「誰かが私が胸を露出したと警察に通報した」と主張した。

一連の映像は、シンガポールのネットユーザーにもアッという間に拡散した。彼らは「韓国に行けば韓国の法律に従わなければならない」「あなたがどこにいてもその国の文化とマナーを尊重しなければならない」「その国を訪問する前に(どんな法律と文化の国か)調べて行くのが常識ではないか」「真昼の公共の場所で子供たちもいるところでそんな格好をすることが問題」「国の恥」などコメントを残した。

その後、キアラキティが「韓国の警察が私に『胸を露出した』と職務質問をしたけど、どうすれば良かった?」という投稿をアップしたが、45%のネットユーザーは「シャツを着ろ」と答え、55%のネチズンは「韓国を去れ」と手厳しいコメントをした。

彼女の辞書に「反省」という文字はない?

フォロワー50万人をもつキアラキティだが、今年1月にも露出度の高いシャツを着た姿でスクワットするライブ配信を行って放送停止処分を受けており、今回のソウルでのトラブル後にはTwitchの動画が一時すべて非公開処理された。また、自分の入浴したお風呂のお湯をSNS経由で販売して議論を呼んだこともある。

ただ、キアラキティ本人はこうした騒動にも悪びれることもなく、4月15日からは日本に来て、奈良公園で鹿とたわむれたり、メイド姿にコスプレしたりと、セクシー系インフルエンサーの道を突き進んでいる。


>>【動画】ソウルで「わいせつ」と通報され、警察の取り調べを受けるキアラキティ

ソニーのブラビアが30%オフ【アマゾン タイムセール(9月27日)】

(※画像をクリックしてアマゾンで詳細を見る)

今、あなたにオススメ

ニュース速報

ビジネス

英政府、北海ローズバンク油田の開発を承認 エクイノ

ビジネス

ユーロ圏企業向け融資、8月は前年比+0.6% 15

ビジネス

訂正中国工業企業利益、1─8月は前年比11.7%減

ビジネス

中国恒大集団の許家印会長、警察の監視下に=BBG

今、あなたにオススメ

MAGAZINE

特集:日本化する中国経済

特集:日本化する中国経済

2023年10月 3日号(9/26発売)

バブル崩壊危機/デフレ/通貨安/若者の超氷河期......。失速する中国経済が世界に不況の火種をまき散らす

メールマガジンのご登録はこちらから。

人気ランキング

  • 1

    黒海艦隊「提督」の軽過ぎた「戦死」の裏に何があったのか

  • 2

    ロシア黒海艦隊、ウクライナ無人艇の攻撃で相次ぐ被害──「大規模反攻への地ならし」と戦争研究所

  • 3

    ウクライナが手に入れた英「ストームシャドウ」ミサイルの実力は?

  • 4

    「可愛すぎる」「飼いたくなった」飼い主を探して家…

  • 5

    最新兵器が飛び交う現代の戦場でも「恐怖」は健在...…

  • 6

    西日本最大級のグルメイベント「全肉祭」 徳島県徳…

  • 7

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 8

    「中流階級」が50%以下になったアメリカ...縮小する…

  • 9

    ゼレンスキー、念願の最強戦車「エイブラムス」がウ…

  • 10

    中央アジアでうごめく「ロシア後」の地政学

  • 1

    黒海艦隊「提督」の軽過ぎた「戦死」の裏に何があったのか

  • 2

    マイクロプラスチック摂取の悪影響、マウス実験で脳への蓄積と「異常行動」が観察される

  • 3

    最新兵器が飛び交う現代の戦場でも「恐怖」は健在...「スナイパー」がロシア兵を撃ち倒す瞬間とされる動画

  • 4

    常識破りのイーロン・マスク、テスラ「ギガキャスト」に…

  • 5

    これぞ「王室離脱」の結果...米NYで大歓迎された英ウ…

  • 6

    「ケイト効果」は年間1480億円以上...キャサリン妃の…

  • 7

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 8

    J.クルーのサイトをダウンさせた...「メーガン妃ファ…

  • 9

    「この国の恥だ!」 インドで暴徒が女性を裸にし、街…

  • 10

    ロシアに裏切られたもう一つの旧ソ連国アルメニア、…

  • 1

    イーロン・マスクからスターリンクを買収することに決めました(パックン)

  • 2

    <動画>ウクライナのために戦うアメリカ人志願兵部隊がロシア軍の塹壕に突入

  • 3

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗組員全員死亡説も

  • 4

    コンプライアンス専門家が読み解く、ジャニーズ事務…

  • 5

    「児童ポルノだ」「未成年なのに」 韓国の大人気女性…

  • 6

    サッカー女子W杯で大健闘のイングランドと、目に余る…

  • 7

    「これが現代の戦争だ」 数千ドルのドローンが、ロシ…

  • 8

    黒海艦隊「提督」の軽過ぎた「戦死」の裏に何があっ…

  • 9

    「この国の恥だ!」 インドで暴徒が女性を裸にし、街…

  • 10

    墜落したプリゴジンの航空機に搭乗...「客室乗務員」…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中