最新記事

動物

【閲覧注意】ライオンを煽る動物園スタッフに訪れた悲劇

2022年5月26日(木)11時40分
若道いつき
ライオン

(写真はイメージです) 3dan3-iStock

<フェンスの隙間から指を入れて挑発を続けた結果......>

動物園で男性が猛獣に襲われる映像がツイッター上で話題となっている。この動画は来園者が撮影したもので、(25日の時点で)420万回を超える再生回数を記録。

ジャマイカ・オブザーバー紙によると、セント・エリザベス教区にあるジャマイカ動物園で事件が発生したのは20日の午後4時半頃。約15人の来園者が現場でその様子を目撃したという。

映像では、動物園スタッフと見られる男性が檻の中で咆哮するライオンを挑発しているのが分かる。ライオンは歯をむき出しにしてスタッフを威嚇するが、男性はフェンスの隙間からたてがみに触ったり、口の中に指を入れるなど危険なパフォーマンスを披露し続ける。だが、ついにその瞬間が訪れる......。

ライオンが男性の指を捉え、噛み付いた。男性が叫びながら指を引き抜こうと試みるもライオンは断固として離さない。この間にも少し離れたところでは来園者たちがスマホを向け、撮影を続けている。最終的にライオンは指を食いちぎり、男性は尻もちをついて地面に倒れ込んだ。

現場に居合わせた来園者はジャマイカ・オブザーバー紙の取材に対し、「ショーをするのが彼らの仕事だから演出だと思っていたし、深刻さに気付かなかった」と事件当時の様子を述べた。

「彼が地面に倒れたとき、誰もが深刻な事態であることを理解してパニックになった」

この事件について調査を進めるジャマイカ動物虐待防止協会(JSPCA)のパメラ・ローソンは「常識では考えられないことだ」と憤る。

ジャマイカ動物園には多くの苦情が寄せられている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国、26年投資計画発表 420億ドル規模の「二大

ワールド

ロシアの対欧州ガス輸出、パイプライン経由は今年44

ビジネス

スウェーデン中銀、26年中は政策金利を1.75%に

ビジネス

中国、来年はより積極的なマクロ政策推進へ 習主席が
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 5
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 6
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 7
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 8
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 9
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 10
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中