最新記事

東欧

ベラルーシ、反体制派ブロガーのチハノフスキーに騒乱組織で実刑判決

2021年12月15日(水)10時37分
ベラルーシ反政権派のブロガーのセルゲイ・チハノフスキー

ベラルーシの裁判所は14日、反政権派の象徴として知られるスベトラーナ・チハノフスカヤ氏の夫でブロガーのセルゲイ・チハノフスキー氏(43)に対し、大規模な騒乱を組織したなどとして懲役18年の実刑判決を言い渡した。写真はセルゲイ・チハノフスキー氏(2021年 ロイター/Sergei Kholodilin)

ベラルーシの裁判所は14日、反政権派の象徴として知られるスベトラーナ・チハノフスカヤ氏の夫でブロガーのセルゲイ・チハノフスキー氏(43)に対し、大規模な騒乱を組織したなどとして懲役18年の実刑判決を言い渡した。

チハノフスキー氏はルカシェンコ大統領に対抗して大統領選挙に出馬していたが、2020年5月に大規模抗議活動に参加した際に逮捕された。大統領選挙への出馬が禁止された同氏に代わり、妻のチハノフスカヤ氏が出馬したが、チハノフスカヤ氏は現在、ルカシェンコ政権の弾圧を逃れリトアニアに滞在している。

チハノフスキー氏の支持者5人に対しても懲役14─16年の判決が言い渡された。

チハノフスカヤ氏は書面で「独裁者は最も強力な敵に対し公然と復讐する。政治犯を非公開裁判にかけながら、(ルカシェンコ大統領は)黙って弾圧を続けるつもりだ。しかし、世界中が見ている」とし、反体制活動を継続する意向を示した。

ルカシェンコ大統領はこれまでのところ判決についてコメントしていない。

米国のブリンケン国務長官は声明で、ルカシェンコ政権が国民の人権と基本的な自由をないがしろにしていることが改めて示されたと非難。チハノフスキー氏のほか、多数の政治犯の即時釈放を求めた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・誤って1日に2度ワクチンを打たれた男性が危篤状態に
・新型コロナ感染で「軽症で済む人」「重症化する人」分けるカギは?
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

焦点:闇に隠れるパイロットの精神疾患、操縦免許剥奪

ビジネス

ソフトバンクG、米デジタルインフラ投資企業「デジタ

ビジネス

ネットフリックスのワーナー買収、ハリウッドの労組が

ワールド

米、B型肝炎ワクチンの出生時接種推奨を撤回 ケネデ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 3
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 6
    「搭乗禁止にすべき」 後ろの席の乗客が行った「あり…
  • 7
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 8
    『羅生門』『七人の侍』『用心棒』――黒澤明はどれだ…
  • 9
    仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、…
  • 10
    ビジネスの成功だけでなく、他者への支援を...パート…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 3
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」が追いつかなくなっている状態とは?
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 6
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 7
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 8
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 9
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 10
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中