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東北地方で震度6強の地震、津波の心配なし 東京電力管内で86万戸、東北電力管内で9万戸が停電

2021年2月14日(日)01時31分

気象庁によると午後11時08分ごろ、東北地方で最大震度6強の地震があった。福島県の中通りと浜通り、宮城県南部で震度6強を観測したほか、宮城県北部、宮城県中部で震度6弱、福島県会津、栃木県北部、栃木県南部で震度5強を観測した。写真は仙台駅周辺でタクシーを待つ人たち。14日撮影(2021年 時事通信)

気象庁によると、13日午後11時08分ごろ、東北地方で最大震度6強の地震があった。福島県の中通りと浜通り、宮城県南部で震度6強を観測したほか、宮城県北部、宮城県中部で震度6弱、福島県会津、栃木県北部、栃木県南部で震度5強を観測した。津波による被害の心配はない。

震源地は福島県沖で、震源の深さは約60km、地震の規模(マグニチュード)は7.1と推定される。各地の原子力発電所に異常が発生したとの情報は確認されていない。

NHKによると、福島県を走る常磐自動車で土砂崩れがあり、車が巻き込まれているとの通報があったという。

政府は首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置し、情報を収集している。

加藤勝信官房長官によると、菅義偉首相は早急に被害状況を把握し、災害応急対策に全力で取り組むよう指示した。

原発に異常なし

東京電力<9501.T>によると、福島第1、第2原発、新潟県の柏崎刈羽原発への影響は今のところ確認されてない。東北電力<9506.T>によると、宮城県の女川原発、青森県の東通原発と六ケ所村の再処理施設も異常はないという。

NHKによると、茨城県内の原子力関連施設でも異常があったという報告はない。

東日本旅客鉄道(JR東日本)<9020.T>によると、地震の影響で停電が発生したため、東北、上越、北陸の各新幹線が一部区間で運休していたが、上越、北陸新幹線はその後運転を再開した。

加藤官房長官によると東京電力管内で86万戸、東北電力管内で9万戸が停電している。

[ロイター]


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