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ロシアの医師、過半数が政府認可のコロナワクチン接種に「不安」

2020年8月18日(火)10時07分

ロシア政府が認可した新型コロナウイルス感染症ワクチンについて同国内の医療専門家3000人余りに意見を聞いたところ、データが不十分で認可が早過ぎるため、接種を受けるのは不安だとの回答が過半数に達したことが分かった。写真はモスクワで撮影(2020年 ロイター/The Russian Direct Investment Fund (RDIF))

ロシア政府が認可した新型コロナウイルス感染症ワクチンについて同国内の医療専門家3000人余りに意見を聞いたところ、データが不十分で認可が早過ぎるため、接種を受けるのは不安だとの回答が過半数に達したことが分かった。

ロシアは世界初の新型コロナワクチンを月末までに導入すると発表し、医師などが志願ベースで接種を受けることになっている。

しかしロシアの日刊紙RBCが14日、モバイルアプリ「ドクターズ・ハンドブック」の調査結果として報じたところによると、医師や医療専門家など3040人のうち、ワクチンの接種を受ける用意がないとの回答が52%に上り、接種に同意すると答えたのは24.5%にとどまった。また、患者や同僚、友人に接種を勧めるとの回答は20%だった。

ワクチン「スプートニクV」はロシアのガマレヤ国立研究所が開発した。臨床試験の最終段階に至る前に認可され、政府が安全性よりも国の威信を優先したのではないかとの指摘が科学者の間からも上がっている。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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